DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

FUJI ROCK '17 (0)前夜祭

今年は自身初の全日参加。毎年陸上関係の何かが被るのですが、今年はフジの開催時期が月末に寄ってくれたので、うまくズレてくれました。

「じゃあせっかくだし、前夜祭も参加しちゃうか!」というわけで、木曜日から苗場入りして愉しんできました。以下、体験したライブを4日間に分けて記録しておきます。

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前夜祭のタイムテーブル。今年は昨年のNON STOP PUNKのような前夜祭だけの特別な出演者はいませんでしたが、それでも無料で観るには十分豪華なラインナップ。

物販に2時間強並んでオフィシャルグッズを買ってから、20時ごろ、いざ入場。

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開幕を告げる花火。けっこう発数が多くて、これを観るだけでもけっこう満足です。


H ZETTRIO

東京事変にいた人がやっているバンド」「超絶テクニックジャズトリオ」というくらいの認識しかなかったのですが、ノリやすいテンポで盛り上げていて、祭りのスタートには丁度良い開幕アクトでした。
終盤にはビジュアルポイを回しながら踊るパフォーマーも登場して、本祭では観られないと思われる夜だけの特別なライブになりました。


・Doctor Prats

「みんな知らなかった頃のMANU CHAOが出てきたときのようなことが、ここでも起きると思います」というフジロッカーズオルグ花房さんの前説から登場したDoctor Prats。いきなりEDMっぽい音が鳴り出してびっくり。スペインのラテン系バンドじゃなかったっけ?…と思ったら、きちんと(?)ラテン系の音も鳴らす。EDMとラテン音楽の融合?なんじゃこりゃ!?
後半もまたEDM的展開に行ったり、お客さんを座らせてからバウンスさせるロックらしい盛り上がりも見せたりと、様々な要素が混在するカオス状態。最終的にはフロントメンバー全員が振り付けしながらスキャットマンジョンを歌うという、ほとんどコミックバンドの様相で祭りを盛大に盛り上げてくれました。


・T字路s

フォーク歌謡。このジャンルにはあまり縁がない私。とりあえず観てみるも、「フジロックさえあればいい〜♪」とか歌っていて「いやそんな訳ないでしょ」と冷淡な私はそこで観るのを止めました。あまりにフジロックっぽすぎるもの、フジロック is 最高〜!というものはマニア化を偏向させている気がして、私は正直苦手です。


前夜祭、お客さんはベテランフジロッカーの皆さんが中心でしたが、その一方で若いアジア・欧米系の外国人の方も多かったのが驚きでした。
前夜祭にまで来るということは、有名アーティストを観に来るだけでなく、FUJI ROCKというフェスブランドを体感したい!という意思で来ている人が多いはず。それが海外まで伝わっているんだなあ…と、このときは感慨深く思いました(本祭ではこの外国人の多さに多少思い悩むことになるのですが…詳しくは、本祭編へ続きます)。