DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

Queens of the Stone Age (Summer Sonic EXTRA) @新木場Studio Coast

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大・大・大充実!!!なQOTSA単独公演でした。本編終わったタイミングで「あれ?なんか短いな、60分くらいしかやってない?」と思って時計見たらきっちり90分経ってるんですよ。そしてそこから鬼の「A Song For The Dead」ですからもう・・・もう・・・!!!


…とまあ、先にアンコールの話に行ってしまいましたが、とりあえず元に戻って開演前から順に。

まずTシャツかトートバッグが欲しかったので物販へ。結構売れ行き良かったようで、列も長かったし今日限定のTシャツはきっちり売り切れてました。私はとりあえずVillainsのジャケットTシャツを購入。

開演に間に合えばいいからのんびり行こう…と思っていたら、ドリンク(アルコール)がチケットを買ったあとに100円を追加で払う二度手間システムになっていて大混雑。ライブ後にチケット交換したくないので仕方なく並びましたが、そうこうしているうちに開演時刻の19:30になってしまいます。ソフトドリンクの人に配慮したのだと思いますが、いくらなんでも仕組みが無能すぎる…。


そんなわけでフロアに入った途端に「Singin' in the Rain」の軽快なメロディが聞こえてメンバー登場。今回は昨年のフジロックとは違って、メンバーの姿がほとんど見えない位置で観ることになりました。
それでも「If Had A Tail」のイントロだけで、もう十分バンドの強さ・大きさが視覚ではなく聴覚で判断できました。強いよ、今のQOTSA。「If Had A Tail」もセットリスト的には手慣らしみたいな曲なのかな?と思っていたのですが、終盤四つ打ちに入ってからグイグイ引き込んでくるので"ああ、これは本気の一曲目なんだな"と思いました。

続いて「Monsters in the Parasol」。これはベースの音が異様に大きすぎて、うーん?という感じ。しかしすぐ「My God Is The Sun」(名曲!)で持ち直します。
そしていよいよ新作からの楽曲が入ってきます。

セットリスト全体は新旧織り交ぜて、という感じでしたがやはり『…Like Clockwork』以降と以前の曲で感触がだいぶ違う気がしました。初期の曲はストレートにストーナーロックやってるなーという感じですが、最近の曲はそこに一味加えて必ず予想を飛び越えてくる感じ。「The Evil Has Landed」があんなグルーヴィーな演奏になると思わなかった(たぶんプロデューサーのMark Ronsonの影響もある)し、「Domesticated Animals」みたいな変拍子曲でブチ上がったのはceroの「Buzzle Bee Ride」をZeppダイバーシティで聴いて以来です。

そんなわけでストレートにドゥームっぽいもの、ストーナーっぽいものを求めていた人はちょっとついていけない部分もありました(そういう人はそっち系のバンドTシャツ着ているのですぐ分かる)。でも私は今の「目的があれば手段は何でもいい」QOTSAの姿勢が好きだし、鳴らされる音が愉しみに満ち溢れているから、このままどこまでも壁を飛び越えて行って欲しいな…と思います。


あとどうでもいいんですが、メンバーはステージ上で動き回るので装飾のLEDライトのタワーにぶつかりまくり。「あぶない!倒れる!」と思うのですが、グニョーンとなってなかなか倒れないので、ちょっとちぃたん☆の「倒れない棒」を思い出してほくそ笑んでしまいました・・・。