DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

exPoP!!!! volume94 (yule etc.) @o-nest

毎度毎度甘い蜜を吸わせていただいてばかりいるexPoP!!!!。今回もタダで幅広い分野のアーティストをまるっと体験させて頂きました。

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今回の出演順はcaino→TENDOUJI→Lee&Small Mountains→yule→Qaijff。お客さんたちの間で注目が高かったのはTENDOUJIとyule。この2組のときはフロアがほぼいっぱい。Qaijffも固定ファンが多くて、ずっと前方に張り付いている熱のある方々がいました。


まあとにかく、yuleがすごかったです。スケールのある演奏なのにメンバー6人だけの聖域はきちんと守られているような、厳かさも感じる30分間。それでいて、観ているこちらの身体も揺らされて、単純に「楽しい!」と思えるビートとグルーヴもある。なんじゃこりゃ、、、

  • Setlist

(SE)塔の街/tale
Morgenrot
ゴーストタウン
Symbol
starry song
sleepless sleep
羊が眠る頃

特に良かったと思う曲は「starry song」と「羊が眠る頃」。「starry song」、コーラスとIwaoさんのマンドリンが綺麗すぎ。「羊が眠る頃」は、全力のシューゲイズサウンドに唖然。この2曲は鳥肌モノでした。

yuleのライブを観るのはこれで3回目なのですが、観るたびに急成長しています。これからどんどん存在が大きくなっていくと思うので、今のうちに近い場所で観ておきたいです。


他に良かったのはTENDOUJI。以前、O-EASTで行われたScramble Fesで観たときは正直内輪ノリ感が強くて最後まで観てられなかったのですが、今日は良い意味で「あれ!?」と思うくらい良くなってました。ネバヤンやTempalayなどとも異なる「パンキッシュな西海岸感」、開放的で気持ち良かったです。

あと、ROCK IN JAPANへの出演歴もあって注目していた3ピースピアノロックバンド・Qaijffでしたが、yuleのあとに観ると「表現の核」の無さが目立っていて、かなりしんどかったです。確かに技術はあるし魅せ方も上手、しかしただ一体感を煽って終わり。これに何の意味があるんだろう…?
まあRIJなんてそういう飼い慣らされた一体感を味わうためのバンドばかり出ているし、その枠をハミ出す存在になるのは難しい、ということでしょうか。