DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

OCEAN PEOPLES '16 (ACC, NakamuraEmi)

GREENROOM FESTIVALの関連イベント、OCEAN PEOPLESへ。
このイベントは海を守り、海をより好きになってもらうためのフリーイベントで、音楽ライブももちろん無料で観覧可能。
今回は距離走を終えたあと、話題のフィメールヒップホップシンガー・NakamuraEmi、そしてシティポップを抜け出してより大きなポップの世界に飛び込んだAwesome City Clubの2組を観ました。


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15:50- NakamuraEmi

ギタリストとの2人編成。ラジオで「やまびこ」をよく耳にしていて、その曲の印象から最近ブームの”ギタ女”の系列で捉えられるかな…と思っていましたが、全然違いましたね(苦笑)。想像よりもヒップホップ色が強く、30代女子のリアリティーが詰まった”シンガー”でした。
編成や曲の雰囲気だけとらえると「MOROHAの女性版」とも言えなくもないですが、言葉のビートの強さ、社会人として長年勤務してきた経験も反映された(かもしれない)丁寧さ、そして表現の幅広さ、それらは彼女独特のもの。不穏な強い風の音を表現しながら丁寧に歌い上げた「台風18号」は、とりわけ白眉でした。


17:15- Awesome City Club (ac.)

アコースティック・セットでも、すごい盛り上がりでした。
5人全員が横一列に並び、最初は探り探りで進んでいく感じ。なにしろフルバンド編成のリリースツアーが2日前に終わったばかりですしね…。それゆえか、ギターのノイズトラブルなどもありましたが、フロントマンとしての成長著しいatagiさんがMCでうまくカバー。もう一人のフロントマン・PORINさんもギラギラに輝いていて、この2人の成長が素晴らしい光景を生み出す原動力になっている気がしました。