DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

Fuji Rock Festival '11 Day2





7/30
フジロック2日目に参加。初めてのフジロックで、右も左も分からない状態でしたが、それはそれで楽しかったです。


よかったアクトを幾つか。


■Battles @ GREEN STAGE


Africastle
Sweetie & Shag
Atlas
Wall Street
Ice Cream
My Machine
Futura


setlistはこんな感じだったでしょうか。1曲抜けている気もします


4月のSonar Soundでのライヴの評価がけっこう割れていたので、今回はどうだろうか?と思いながら臨んだのですが、いやはや、今回はばっちりバトルスでした。GREENの空間全体をポップ・アートに染め上げてしまうかのような、不可思議サウンドに飛ばされまくり。ヴォーカル曲はどうすんのかと思ったら、ドラム後方のディスプレイを使って歌と映像を同期させるという荒業で観客を楽しませてくれました。そして、今回のライヴのハイライトは、まさかのタイヨンダイ在籍時の旧曲「Atlas」!これには沸き上がりました。最高。


とはいえ、『Gross Drop』の曲はまだまだビルドアップできるような気も。これ以上ビルドアップしたら、さすがにやりすぎか(笑)?でも「Ice Cream」でのヴォーカルのズレは多少気になったし、他にもまだまだやれることがあるはず。11月の再来日で更に、また更に洗練されたBattlesを体感したいと思います。


Digitalism @ RED MARQUEE


お客さんがパンパンだったのであまり自由に踊れなかったのですが、気持ちはものすごくアガりました。誰でも比較的容易にテクノ/エレクトロの音楽が作れる時代になりましたが、ここまで人間のツボを突いてくるデジタル音というのはなかなか無いと思います。人間の感覚をとても大切にしたDigitalなんだな、と実感しました。


こちらも来日公演に行けそうなので、楽しみ。今度は少しフロアにも余裕があるといいかも(あまりにチケット売れなくて・・・というのは勘弁ですが笑)。踊り倒したい!


■WU LYF @ RED MARQUEE


<実態不明のHEAVY POP>という謎めいた新人バンド。バズは大きかったですが、果たして実力はどうなのか?と期待半分不安半分で観てみましたが、新人にしてはとてもしっかりしていました。ドラムとヴォーカルがやかましい、というのは音源通りでしたが(笑)


個人的に興味深かったのは、4人がほぼ横並びで演奏する姿からは、事前に感じられたミステリアスさとは逆に「もっと自分たちのことを見て欲しい」という雰囲気も感じられたこと。たぶんこの雰囲気が、「ホームを求める」という意識につながってるんでしょう。



他、見たアクト。


OKAMOTO'S、クラムボンカジヒデキリディムサウンター、Best Coast、Ra Ra Riot、KIMONOS、苗場音楽突撃隊(Special Guests:百々和宏&チバユウスケ)、Faces、Incubus80kidzcero、Steve Aoki、ZeZeZaZa、James Holden、石野卓球


しまった!今回が最初で最後のフジロックかもしれないのに、オレンジコートまで足を運べなかった!残念。FacesやIncubas捨ててコンゴトロニクス観れば良かったかな・・・。まあ足場も悪かったし、仕方ないか(笑)。

初めてのフジロック、一言でまとめると「いろんなものを乗り越えていくフェス」だと思いました。サマソニとかだと普段溜め込んでる何かを暴発させるのが主目的の人も多いと思いますが、フジは逆に、音楽や環境からまたエネルギーをもらって、ひとつ向こう側へ人々を向かわせてくれるような、そんなフェスでした。過酷だけど、だからこそ楽しい。フジはよくそんなふうに言われますが、その言葉の意味がはっきりと体感できる一日でした。きっと、キャンプ張って3日間居続けたらもっと実感できたんでしょうけど、来年以降は多分駅伝とかぶってしまうので、一生体感できないかも(泣)