Manic Sheep w/OYA, Taiko Super Kicks @青山月見ル君想フ
フジロックにも出演経験のある台湾のManic Sheepも楽しみでしたが、一番は先月ワンマンツアーを終えたばかりのOGRE YOU ASSHOLEが次のフェーズにどう踏み込むかを確認すること。
Taiko Super Kicksのあと、25分ほどの転換で出てきたオウガの面々。最初は久々(だと思われる)の「他人の夢」。先月のワンマンも充実していましたが、それでも表現しきれない部分はあったんだなー、と早くも実感。
その後は「なくした」「頭の体操」「かんたんな自由」といった最近作の曲から「タニシ」のような初期曲まで、キャリアをほぼ満遍なく辿るセットリスト。ただ『homely』からは1曲もなし。これは珍しいかも。
全体的に勝浦さんのドラムが、全身のバネを効かせたグルーヴィーなものに進化していました。「見えないルール」におけるラストの馬渕ギター炸裂タイムもものすごいスライド奏法を見せていたし、あれだけ突き詰めても技術的にまだ進化する余地あるのか!すごいぞオウガ!と、心の中で猛烈に褒め称える瞬間がたくさんありました。
その一方で、「夜の船」の前半がガタガタだったり、ラストの「ワイパー」では清水さんのアンプが飛んでしまったりと、ひとつのライブとしての完成度はあまり高くなかったです。まあ来日アーティストのゲストアクトですし、先月ワンマンであれだけぶっ飛んだライブやってまだ間もないので、これはやむなしかと。今後に期待です。
Manic SheepはUKシューゲイザー/ポストロックがメインだけど、メロディラインや節回しに台湾らしさを覗きみることが出来て面白かったです。
こういう”土地柄が聴ける時間”、私は好きです。