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DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

Porter Robinson & Madeon 「”Shelter” Live」 @zepp divercity Tokyo

2015年のSonic Mania、メインのマウンテンステージでプロディジーマリリン・マンソンがヘヴィに攻めまくる中、裏のソニックステージでまるで自分たちの世界の中で泳ぐかの如く奔放にプレイしていた、Porter RobinsonMadeonのふたり。
2016年、このふたりは意気投合し自分たちの世界を組み合わせ、「Shelter」というプロジェクトを造り上げます。

その後、この「Shelter」とそれぞれの楽曲を併せてプレイするライブツアーに乗り出したふたり。このツアーは「”Shelter” Live」と名づけられ、そして2017年のこの日、ついに日本に上陸しました。


・・・というのが、今日に至るまでの流れ。
結果的に、近いけど「個」のままだったふたりの世界がバチバチにぶつかり合う、熱いライブになりました。

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日本のアニメを取り入れたプロジェクトだけに、バックの映像はポリゴンやキャラクターなど、随所に日本発のセンスや技術を感じる部分がありました。
そこまでアニメ的表現には踏み込まなかった(権利の問題もある?)ですが、ふたりが共通して見てきたもの、感じてきたものを示すには十分なレベル。

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△エントランスには「Shelter」のアニメを製作したA-1 Picturesからの花もありました。中田ヤスタカさんからも。


ふたりに共通する部分、といえば、トラックメイカーであるだけでなく優れたプレイヤーでもあるということ。Madeonはシンセパッドと歌、Porter Robinsonシンセサイザーとドラムパッド(他にもありますが、目立つのはこれら)。ふたりの曲をほぼ交互にコントロールし合いながら演奏も行うのは難しい業だと思いますが(実際ややミスもありました)、ただのDJよりも遥かに活き活きした音像が生まれていた気がします。
特にアンコール、「Shelter」をポーターのシンセとマデオンの歌のみで演奏したシーンは、ふたりの個性と強みが最も露わになったシーンだと思います。


今回の「Shelter」プロジェクトで互いに刺激を受けたはずのふたりが、これからどういう音を生み出していくか。また、今回のアニメとのコラボのように、これまでのエレクトリック・ダンス・ミュージックが成し得なかった新しい表現をいかに獲得していくか。これからのふたりの世界の拡がりが楽しみです。