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DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

Tame Impala @ Zepp Tokyo

「Tame Impalaは何を、どこを目指しているのか?」

これがずっと分からなかったのですが、今日、生の音を体感して、少しつかんだ気がします。


一般的には"サイケ・バンド"という認識が強いTame Impala。

確かに、音像はフィードバック強めだし、極彩色の映像が終始バックで映されていたし、おまけにローディーは白衣だし(笑)で、どっからどう見てもサイケ・バンドですありがとうございました、と言うことも一応は出来る。


ただ、バンドの首謀者ケヴィン・パーカーが観ている景色は、明らかに「ポップ・ミュージック」の地平。

今回のライブでも、随所にポップ・ライヴの要素が散りばめられてました。冒頭の「Let It Happen」でいきなりのミラーテープ発射。終始にこやかでフレンドリーなケヴィン(もっと気難しい人だと思ってた…)が自ら手拍子やスウェイを煽り、それに乗っかるお客さんたち。「The Less I Know Better」はバックの映像も煌びやかになり、完全にディスコ化。とどめはアンコール、「Feels Like We Only Go Backwards」での大合唱+再度のミラーテープ発射・・・


いやでも本当に、これらのポップな要素がサイケデリアとここまで仲良く結びつくとは思いませんでした。

(あと、これは蛇足ですが、Tame Impalaにポップの要素がしっかりあることを見抜いて最新作でカバーを収録したRihannaって、やっぱりしたたかで頭いいんだなー…とも感じました)


先日観たGrimesもそうでしたが、自分たちの信じる表現方法で、ポップ・ミュージックのメインフィールドに食ってかかろうとするアーティストの煌めきは半端ないですね。私も挑むフィールドのタイプや規模は全然違いますが、こういう意識を持って前進していきたいな…と思わされました。


ひとつ注文をつけるなら、前半「Elephant」の前あたりまで、若干出音が弱かった。明日の大阪公演では改善されるといいですね。

…というか、その前になんばハッチ、ちゃんと埋まるんでしょうか?最近、世界的アクトが来日すると東京は埋まるけど大阪は…という事例が多いので、正直心配です。そのうち、"名古屋飛ばし"みたいに大阪も飛ばされちゃって、来日公演は東京Onlyばっかり…という未来になりそうで、東京人の私もちょっと怖いです。


Currents / Ltd.digipak

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