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DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

D'angelo @パシフィコ横浜

 あまりのクオリティの高さにより、私を東京マラソンで2時間38分切りを目指させる原動力となったサマソニ2015でのD'angelo & The Vanguardのライヴ(D'angelo自身、こんな意志を持った人がいたなんて思いもよらないでしょう笑)。この日は実に20年ぶりの来日だったのですが、それから7か月という早いインターバルで再来日を決めてくれました。


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パシフィコ横浜の界隈はいろいろとゴージャス。豪華客船が周航してました。


 いやしかし、昨夏の深みあるライヴとは全く異なる、「楽しいディアンジェロ」を魅せてくれました。セットリストも「Devil's Pie」からのカバー曲2連発でグルーヴィーに発進、『Black Messiah』からの曲もアウトロで"お楽しみ"が用意されていて、昨夏のときと同じ曲でも全然違う印象に。
 なにより一番楽しんでいたのはD'angelo自身。冒頭からJames Brownばりにシャウトしまくり。コーラス2人とハンドクラップやスウェイを煽ったり、客席にシンガロングを求めるシーンもたくさんあった(「Brown Sugar」を日本のファンはあまり歌えていなかった…。ゴメンネD様!)。

 おそらくD'angeloも、「孤高」とか「最高のミュージシャンズ・ミュージシャン」とか言われるのにちょっと辟易というか、寂しく感じる部分もあって、今日のようなお客さんと一緒に楽しむようなライブがしたくなったのかなあ、とふと思った。
 ちょっと懐古主義的な部分もあって、ライブの質としては昨年のサマソニのほうが遥かに良かったとは思う。けれど、今日は「人間らしいD'angelo」を見れたことで、別にD'angeloだって神様じゃなくて一人の人間なのだと思ったし、そのことは私たちのような普通の人間にとって、より励みになることだと思う。音楽の楽しみを通じて、こういうことを伝えてくれたD'anegeloに改めて感謝。