DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

10/16 ジョグ+FABLED NUMBER

◼︎今日のメニュー
40分ジョグ(9km)

今日も軽め。仕事終わりからライブに行くまでの時間で走る。
身体の芯の疲れがなかなか抜けてくれないけれど、動きはだんだん良くなってきてます。ただの寝不足かな?難解な不調要因より、そのほうがよっぽど良いのですが…。

◼︎今日聴いた音楽
・FABLED NUMBER @渋谷CYCLONE

ファンの子にご招待頂きまして、行ってきました。
私も最近UKや日本のポストハードコアバンドにいろいろ興味を持ち始めていて、FABLEDはその中でも、ポストハードコアの特徴である「エレクトロサウンド」と「生の重低音」の両極端の音がかなりハイブリッドに融合しているバンドだと、観ていて感じました。そこがまず、興味深かったです。

今回はたまたまフロアを横から見える位置に場所を取っていたので、ステージだけでなくお客さんの様子もよく見えました。ハードコアパンクのライブによくいる、暴れてモッシュしてダイブして…というお客さんも多かったのですが、前方のほうは男女問わず綺麗めな見た目の人たちが多かったのが意外でした。ノリ方もステージ上のメンバーの動きと音に合わせた縦ノリで、「これ、化粧か仮装したら、普通にULTRA JAPANとかも楽しめそうなお客さんじゃない…?」と思いました。正直、誘ってくれた子もそういう見た目ですし。

だけど、彼ら・彼女らはULTRAのようなチャラチャラした場所には行かずに(行ってる人もいるかもしれませんが多分大多数は行ってないでしょう)、ユニフォームのようにアーティストグッズをまとってライブハウスやロックフェスに向かう。この分け目に、いったい何が潜んでいるんでしょう?それが私には分からない。ひとりひとりに尋ねてみたい気もします。

「ひとりひとりに尋ねる」と言えば、MCで「何千何万のお客さんを集めるようになっても、ひとりひとりときちんと話せるヴォーカルでありたい」と言っていたのも印象的でした。正直、ファンひとりひとりを大切にする前に鳴らしてる一音一音の質をもう少し大切にしてくれと言いたくなりましたが、それはともかく、今はこうやってファンと並列に接することが求められているんでしょう。そうして共感を拡げていくことがベースになっていく。そういう時代。

で、そこでやはり思うのは、ライブでわーっと燃やし尽くすように楽しんで、友達や仲間感覚で接してくれるバンドマンと触れ合って…みたいな音楽体験って、わりかし平準すぎるものではないか?と。音楽って、もっと圧倒されて、思わず持ってかれるくらいの体感をして、その人の未来の行動まで左右するくらいが丁度いいはず。一回OGRE YOU ASSHOLEのライブ行ってみると分かります。FABLED NUMBERも、その音だけでどこまで強烈な体験を、どれほどの人に提供できるか。まだまだこれからだと思います。