DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

9/21 距離走+下北インディーday1

◼︎今日のメニュー
25km走@皇居5kmコース
1周ごと20'22”-19'38”-19'19”-19'24”-18'31”

紫外線強い。おとといのレースの筋肉疲労が残っていて、脚が上がらない上がらない笑。3周目でフッと軽くなったけれど、4周目でまた元に戻ってしまい、とにかくリズム崩さないように乗り切った、そんな具合です。苦戦した分、いい練習にはなったかな。


◼︎今日聴いた音楽
・下北沢インディーファンクラブ(day1)
12:30-13:10 王舟 @garden
イベントスタートから見事な音楽世界旅行。そしていきなり入場規制。
OasisSongbird」〜電気グルーヴ「虹」をやり、フィードバックノイズから自身の曲に戻る、という中盤の構成が面白かったです。
2日間ずっと思っていたことですが、今のインディー勢は音楽的な意識がすごく外に向いている気がします。王舟も、先述のカバーの幅広さや、USインディーから南半球のビート(特に「Disco Brazil」という曲に顕著)まで広く取り込んでいく姿勢が素晴らしかった。
インディーだからこその突破力を、ここで早くも感じました。

13:50-14:30 D.A.N. @shelter
鬼の如きミニマルサイケ。お客さんも、入場規制でぎゅうぎゅうなのに脱力状態でユラユラしている人が沢山いて、さながら地獄のダンスホールのようでした。この音は、もはやドラッグに近い。ヤバいです。
サポートの小林うてなさんもピッタリはまってました。あとは良いアルバム作ってください。

15:10-15:50 ミツメ @garden
今年はロックインジャパンのような大型イベントに出たり、ホールや地方での公演などもこなして場数を踏んできたミツメ。その成果があったのか、バンドとしてすごく強固になった印象を受けました。
新曲もすごくポップでしたし、今後さらにもう一段飛躍してくるんじゃないでしょうか。

16:20-16:25 井手健介と母船 @440
ミツメ終了後に行くと、440の建物を取り囲むような長い行列が…。開演して大分経ってからようやく入れて、なおかつこのあとshelterでやるOGRE YOU ASSHOLEが観たかったので、結局5分しか観れませんでした。
ただ、5分聴いただけでも、声がとんでもなく良い!というのは分かりました。またの機会にじっくり聴いてみたいです。

16:50〜16:55 Stoondio @three
オウガを観にshelterに向かったところ、20分前にも関わらず人が多すぎて列に加わるのもダメ、というインディーファンクラブにおいてかつてないほどの混雑具合だったため、諦めて別のところへ行くことに。
タイムテーブル見るとタイから来ているバンドがやっていたので、ちょっとだけ観ました。幻想的な、シューゲイズっぽい感じだったかな。サマソニにも東南アジアのインディー系バンドが出てますが、そちらもやっぱりシューゲイズっぽいのが多いので、東南アジアの若者にはこういうのがウケてるのかな、と思いました。この辺の感性、もっと国際的に交流させたいです。

17:00〜17:30 Marquee Beach Club @ReG
完全に観る予定のなかったアクトですが、めちゃくちゃ良かった。こういう想定外の出会いがあるから、インディーファンクラブは最高です。
バンド名からもなんとなくイメージがつくように、ダンスロックやシンセポップの系統。しかし単純に踊れて楽しい!というだけではなく、曲の中に濃淡があって、深く愉しめる音でした。例えばエレクトリック/アコースティック、あるいは低音の男声コーラス/高音の女性コーラスなど、相対するものが一曲の中に自然に含まれていて、それが濃淡に繋がっていると感じました。
終演後、さっそくデモEP2枚お買い上げ。そこで物販に立っていたのがロケットダッシュレコードの伊香賀さんで、ああ、この人が推してるなら間違いないはずだわ、と思いました。

17:40-17:50 YOUR ROMANCE @que
先のMarquee Beach Clubは「期待してなかったけど良かったアクト」でしたが、こちらのYOUR ROMANCEは「期待してたのに全然ダメなアクト」。
雰囲気はインディーバンドっぽくていいんですが、もうとにかく音が悪すぎる。聴くに堪えず、2曲で離脱。
最近のロック系インディーバンドはちょっと一括りにされすぎてしまっていて、その中での良い/悪いが見えづらくなってきている。この辺をしっかり論評できる音楽ライターさんがいると良いんですけどねえ…。

18:00-18:20 car10 @era
高速パンクでぶっ飛ばすスリーピースバンド。ここでこの日初めて、モッシュとダイブを見ました(笑)。
音的にはハイロウズ的な日本の青春パンクと、アメリカ西海岸ポップパンクのちょうど中間に位置している感じ。この質感、かなり好みです。
ただ、あまりにも曲が早すぎて持ち時間を大幅に余らせて終わってしまったのが残念。もっと観たかった。

18:50-19:20 田中茉裕 @la cana
今回、インディーファンクラブで初めての会場となったLa Cana。どんなところか観に行く目的も含めて、茉裕さんを聴きに行きます。
茉裕さん、とてもふわっとした印象の方ですが、ただのピアノ弾き語りに収まらない、突き刺さるような音を聴かせてくれました。演奏家というよりも、ひとりの女性としての感性が、高いクオリティで楽曲に詰まっている感じ。その音は少しオルタナっぽさもあり、だからこういうイベントにも呼ばれているんだろうな、と思いました。
ラストの曲は、インディー界隈にも存在を知られるきっかけになった「小さなリンジー」。感動しました。
ちなみに会場のLa Canaは、地下のゆったりくつろげるバーといった感じ。今度は普通に呑みに来たいです。

19:30-19:50 初恋の嵐 @garden
初期のGRAPEVINEくるりサニーデイ・サービスみたいなメロディーで想いを紡がれたら、もう私としては泣くしかないじゃないですか。パーソナルな部分にハマりすぎて、もうボロ泣き。
そしてその役割を、今のインディーアーティストであるかみぬまゆうたろうさんがボーカリストとしてしっかり担っていたのもなんだか心強くて、更に泣けました。

20:00-20:30 Taiko Super Kicks @era
初恋の嵐の渦中にいると自我が崩壊する気がしたので(笑)、Taiko Super Kicksでこの日はさっぱり終わらせることに。
タイコ、演奏はしっかりしてるんですが、何故かバンドのオーラというか、音の圧力みたいなものを1mgすらも感じない。それが良いのか悪いのかは分かりませんが、田中茉裕さんと初恋の嵐でメンタル暴走寸前の自分にはちょうど良かったし、会場もしっかり満員でした。必要なときには必要な音、と言えるかもしれません。

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