DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

TOKYO M.A.P.S (day1)

J-WAVE六本木ヒルズは、音楽、アート、パフォーマンスなど様々な表現を発信するイベントを、 2008年のゴールデンウィークより始動しました。J-WAVE六本木ヒルズがこれまで取り組んできた文化発信を、 より多くの方々が身近に体感・参加できる、特別プログラムイベントを、毎年5月のゴールデンウィークに毎年開催します。 それが、TOKYO M.A.P.S。

TOKYO M.A.P.S それはまさに「東京の地図」です。
しかしその地図には道も場所も記されていません。
しかも一枚ではありません。紙ですらありません。
その地図はMusic. Art. Performance.の地図です。
その M.A.P が複数(S)集まり、
Showcaseの中でSpecialなStreamとなってSessionするSeries。
それがTOKYO M.A.P.Sです。

(公式サイトより)

東京のGWの音楽イベントといえばラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンかTOKYO M.A.P.Sと相場は決まっているのですが、今年はラ・フォル・ジュルネのプログラムがイマイチなので、TOKYO M.A.P.Sに専念。

今年のプログラム・オーガナイザーは、GLAYラルクのような超大物から、デビューしたばかりの新人まで幅広くプロデュースしている亀田誠治さん。
とにかく繋がりのあるアーティストが多いだけに、過去のTOKYO M.A.P.Sの中でもかなり豪華なラインナップ。同日開催の予定だったJapan Jamが中止になったことも重なり、今日が来場者数過去最多だったのではないでしょうか。常にアリーナエリアから人がハミ出すほどの大盛況でした。

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出演アーティストは、出演順にMrs. GREEN APPLE、在日ファンク、水曜日のカンパネラ、フラワーカンパニーズ大原櫻子、EGO-WRAPPIN'。フラカンの楽曲は長年度々耳にしますが全く好きになれないので今回はパスして、他の5アーティストを観ました。

「ザ・J-ROCKバンド」なMrs. GREEN APPLEや、「ザ・J-POPシンガー」である大原櫻子さんのような普段絶対聴かないようなアーティストのライヴを体験できたのは、いい経験になりましたね。いろんな「シーン」に好奇心を向けてみると、いつも曖昧なままにしてしまっている「良い音楽」の感覚的定義がだんだんはっきりしてきます。

その集大成が、ヘッドライナーのEGO-WRAPPIN'でしたね。今日のエゴは凄かった。新しい曲も昔の曲(久保田早紀「異邦人」のカバー含む)も、盛り上がる曲もしっとりした曲も、ヴォコーダーを用いたエレクトロな曲もメンバー2人だけのアコースティックな曲も、等しく高い熱量が込められていて、それがパフォーマンスを通じて聴き手に沁み込んでいく。結成20周年を迎えて色んな経験をしてきたから…というのもありますが、これからも良い音楽をやっていきたい、という意欲がこの熱量を生んでるんじゃないかな?と思いました。

まあ、結局は伝えたい意欲と、伝える方法を持っているかどうか。これが「良い音楽」の数少ない、しかし究極の条件だと思います。
このことはジャンルやシーンを問わないから、亀田誠治さんもそういったものに拘泥せずに幅広くプロデュースを手掛けていっているのではないかな、と感じました。

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さて、TOKYO M.A.P.Sは明日の2日目に続きます。
亀田誠治さん、今日の最後のあいさつで「明日はもっと盛大な祭りになるよ!」と言ってましたが、もしかすると亀田さんつながりの超大物ゲストがやってくるのかも。明日はペトロールズもSOIL & PIMP SESSIONSも出演予定ということは・・・もしかしてもしかすると、あの大物歌姫・・・!?
もうとにかく、早くイベントの続きを体感したい!楽しみです。

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ROPPONGI VARIT grand opening party! LUCKY TAPES / Awesome City Club

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六本木に新しくオープンした、神戸Varit.の姉妹店・六本木Varit.へ初めて遊びに行きました。
アニキ分の神戸Varit.、渋谷の7th Floorの系列店なんですね。初めて知りました。遠すぎ…!


内装は「六本木」を意識して、ゴージャスさを押し出してました。
階段にはシャンデリア、入口にもシャンデリア、ドアを開けた先のフロントにもシャンデリア。どんだけシャンデリアぶらさげとくの(笑)。
フロアの中央には巨大ミラーボールが回り、照明の基本色はパープル。雰囲気はすっかりクラブですが、スピーカーの位置は低めな辺り、やはりライブハウスです。
ライブハウスといえばドリンクですが、プラカップでの提供はなく、全てグラスor瓶でした。落として割っちゃったら大変だろうなあ…。ちなみにフードもありましたが、メニューはピザやカレー。ゆっくり食べられるラウンジも無いのに、頼む人いるんでしょうか…?


そんな「ラグジュアリーなんだけど微妙にラグジュアリーになりきれてない感」を感じながら、本日のお目当て・Awesome City Club。
肝心の音ですが、初っ端はボロボロ。各楽器の音響がバラバラで、特にベースの音が大きすぎ。序盤は「マツザカさんのベースを堪能する会」だと仮想して聴いてました。せっかくいきなり「アウトサイダー」から始めてくれたのに(泣)。
フロアの盛り上がりもイマイチでしたが、中盤の新曲「Don't Think, Feel」あたりから多少改善されて、お客さんもノレるようになっていきました。「Don't Think, Feel」、atagiさんがハンドマイクで歌うダンスチューンで、いわゆる"PORIN曲"である「4月のマーチ」と双璧をなす"atagi曲"になっていきそうな予感がします。今日はこの曲が一番よかった。


MCでは、六本木Varit.の店長とは古くからの知り合いであること、そしてそういったインディー時代からの知り合いと徐々に顔を合わす機会がなくなっていることを話してくれたatagiさん。「メジャーにいることの寂しさ」を感じましたが、そういった寂しさも力に変えてがんばってほしいものです。


寂しさの力 (新潮新書)

寂しさの力 (新潮新書)

△是非atagiさんに読んでもらいたい一冊。


後攻、LUCKY TAPES。以前よりシャッフル・ビートの曲が増えて、明るさが増した印象。ただ、やはり高橋海さんのヴォーカルは、ソウル・ミュージックとしてはあまりにも線が細すぎる。LUCKY TAPESが凡百のソウル・ミュージックと異なるのは、高橋さんの繊細なヴォーカるによるものが大きいとは思うのですが、もうちょっと深みがあってもいいような気がします。


アンコールは2組でのセッション。何やるのかな?と思ったら、始まったのはTahiti 80の「Heartbeat」。この2組に、ぴったりすぎる!先日もGLIM SPANKYが自主企画でThe Beatlesの「Hey Jude」をWalkings・Gliderとセッションしてて「ああ~ぴったりだわ~」と思いましたが、こうしたアーティスト同士を繋ぐ懸け橋となるような楽曲を聴ける場があるのはやっぱり良いですね。興味を広げるだけでなく、その興味の根っこにあるものを知り、それらも含めてまるごと「音楽」を楽しむ。良い時間でした。

Tame Impala @ Zepp Tokyo

「Tame Impalaは何を、どこを目指しているのか?」

これがずっと分からなかったのですが、今日、生の音を体感して、少しつかんだ気がします。


一般的には"サイケ・バンド"という認識が強いTame Impala。

確かに、音像はフィードバック強めだし、極彩色の映像が終始バックで映されていたし、おまけにローディーは白衣だし(笑)で、どっからどう見てもサイケ・バンドですありがとうございました、と言うことも一応は出来る。


ただ、バンドの首謀者ケヴィン・パーカーが観ている景色は、明らかに「ポップ・ミュージック」の地平。

今回のライブでも、随所にポップ・ライヴの要素が散りばめられてました。冒頭の「Let It Happen」でいきなりのミラーテープ発射。終始にこやかでフレンドリーなケヴィン(もっと気難しい人だと思ってた…)が自ら手拍子やスウェイを煽り、それに乗っかるお客さんたち。「The Less I Know Better」はバックの映像も煌びやかになり、完全にディスコ化。とどめはアンコール、「Feels Like We Only Go Backwards」での大合唱+再度のミラーテープ発射・・・


いやでも本当に、これらのポップな要素がサイケデリアとここまで仲良く結びつくとは思いませんでした。

(あと、これは蛇足ですが、Tame Impalaにポップの要素がしっかりあることを見抜いて最新作でカバーを収録したRihannaって、やっぱりしたたかで頭いいんだなー…とも感じました)


先日観たGrimesもそうでしたが、自分たちの信じる表現方法で、ポップ・ミュージックのメインフィールドに食ってかかろうとするアーティストの煌めきは半端ないですね。私も挑むフィールドのタイプや規模は全然違いますが、こういう意識を持って前進していきたいな…と思わされました。


ひとつ注文をつけるなら、前半「Elephant」の前あたりまで、若干出音が弱かった。明日の大阪公演では改善されるといいですね。

…というか、その前になんばハッチ、ちゃんと埋まるんでしょうか?最近、世界的アクトが来日すると東京は埋まるけど大阪は…という事例が多いので、正直心配です。そのうち、"名古屋飛ばし"みたいに大阪も飛ばされちゃって、来日公演は東京Onlyばっかり…という未来になりそうで、東京人の私もちょっと怖いです。


Currents / Ltd.digipak

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SYNCHRONICITY '16 -After Hours-

最近走ってません。
「走るポップ・リスナー」としての立場危うし…?


今日は「SYNCHRONICITY '16 -After Hours-」に行ってきました。
SYNCHRONICITYは2011年に初参加して以降、ほぼ毎回行っているフェスティバル。なぜか毎回、個人的に丁度いい日程にスッポリはまってくれることもありますが、それ以上にこのフェスの「クロスオーバー感」が楽しくて、足を運んでいます。

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開場後、まず熊本地震復興支援Tシャツを購入(¥2,000)。
このTシャツ、地震が起こってから大分出身である主催者・-kikyu-代表の麻生さんがAfter Hoursのメンバーに相談を持ちかけたところ、出演バンドのメンバーが勤めている会社でプリントを受注してくれて、3日ほどで150枚のTシャツを作ることが出来たとのこと。
こういう「作ってきた繋がりを活かしたポジティブな取組」は、とてもSYNCHRONICITYらしい。

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今日のマイラインナップは、
New Action! DJ→Paellas→在日ファンク(少しだけ)→never young beach→Yogee New Waves→CICADA→group_inou(後半のみ)→D.A.N.→クラムボンthe band apart(少しだけ)→渋さ知らズオーケストラ


O-WESTでやっていたMONOやTHE NOVEMBERSも観たかったのですが、終始入場規制で観れず。観れた方々の中には「ずっとO-WESTにいた」という方も多かった。そのくらいの気合がなきゃ観れなかったんだな…。

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初っ端のworld's end girlfriend開演前からこの行列。


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NOVEMBERSは諦めて寿司食いました。シャリが旨かったです。


以下、アクト雑感。

・New Action! DJ (星原喜一郎)

昨年のless than TVに続くコラボレーション。
NA!というと”J-ROCKばかりかけるところ”というイメージがあったのですが、PAELLASの雰囲気に繋がるようにTHE 1975「Love Me」なんかもかけていて、印象変わりましたね。


・PAELLAS

完全に「日本のバンドのライブ」ではなかったですね。雰囲気はUKのインディロック。ファッションも、フロントマンが長袖のポロシャツをパンツにインしてるあたりがイアン・カーティスらしくて良い。
こういうリアルタイムで海外の音楽に接続できるバンドがいるのはイマっぽくて良いんですが、演奏技術がちょっと追いついてない感じはしたかな。特にベースとドラム・パーカスの技量の差がありすぎて、グルーヴに凸凹が目立った。上手くなれば、もっと多くの人を惹き込むバンドになるかも。


・never young beach

何度観ても、良いバンド。日常に溶け込みながらも、特別な、キラキラしたものを与えてくれる気がします。
今日は「ネバヤンのような多幸感のあるバンドって、現代だと割とオルタナだよなー」と思いながら観てました。最近の若い子たちって、生きる辛さを自分自身で背負い込んでしまって余裕がない。ゆえに最近のロックも、音にも歌詞にも隙があまりない、切迫した表現が多い。それらと比べると、ネバヤンも生きる辛さを抱えてはいるけれど、そのままではなく身近な幸福感に転換して表現する。人によっては辛さから目を背けた能天気な音楽に映るかもしれないけれど、そもそも幸福感って何もないところからは出てこないので、決して能天気なわけではないと思うのです、ネバヤンの音楽は。
…とまあ、ちょっと語りすぎました。要するに、ハッピーでゆとりある音楽っていいよ楽しいよ、ってことで。


・Yogee New Waves

 ネバヤンに続くBayonのバンド。このあとのD.A.N.もそうですが、Bayonは本当に良いバンドばかりを輩出してますね。
 東京インディーの代表格のひとつと言われることの多いヨギーですが、もう既に大物ロック・ミュージシャンの風格が出始めているように感じました。フロントマンの角館さんはインタビューでさも当たり前のように「武道館でやりたい」と言っていましたが、このまま進めば大丈夫!と思えるライヴでした。


・CICADA

 音源試聴してみたときの感覚とはだいぶ違う感じがしました。①ボーカルの木戸さんの声の強さを前面に出している、②かなりヒップホップベースのJ-POP感が強い、この2点が意外でした。
 将来「ノイタミナ」枠のアニメ主題歌のオファーとか受けてスマッシュヒットしそう。


group_inou

 後半のみ。とにかく1曲が短い。短い分エネルギーが凝縮されている。group_inouはエレクトロの名を借りたパンク・ミュージックだと思います。
 imaiさんの飯屋トークは今回も饒舌。今回は某ハンバーグチェーン(びっくりドン○ー?)でグラム数と価格をあべこべにして注文していたお父さんがいた、という話でしたが冷静に振り返ると「そんなに面白いか?」と思う(苦笑)。でもあの早口でまくし立てられるとなんか面白く感じちゃうんですよねー。話術においても速度は大事。


・D.A.N.

 メインステージのgroup_inouから間髪入れずに、サブステージでD.A.N.。主催の麻生さんは頻繁にD.A.N.を推していたのに、なぜこんな小さなステージ?DUOのほうがよくない?と思いましたが、よく考えるとステージのサイズは小さいけどフロアの大きさはメインステージのアーティストと同じなんですよね。これはこれで、期待の表れとも言えるステージ割りだったのかも。
 D.A.N.のライブはまだまだ粗っぽくて、「すげー!」と思うときもあれば「あれっ?」と思うときもあるのですが、今日は半々ぐらいだったかな。中盤のパートでかなりミニマルな曲をぶつけてきたのですが、まだこういう曲でフロアを掌握するほどのグルーヴは獲得できていないように感じました。その一方、「Ghana」や「Pool」のキラーチューン感は図抜けていて、シンプルに"良い曲を作るバンド"としての印象は高まりました。


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ライブペインティングが完成したのを見ると「ああ、SYNCHRONICITYに来たなー」と思います。名物。


来年はAfter Hoursとセットで2日開催とのこと。どんなフェスティバルになるのか、予測不能だけど、その分今からワクワクしています。

Hostess Club presents Sunday Special

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Hostess Club Weekenderが1日に短縮、「上質な音楽に浸りたいあなたの為にとっておきの一日」というコンセプトの下に開催されたイベント。


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会場はTokyo Dome City Hall。アリーナが狭いかわりに座席が多く、寛いで観たい人には丁度良い会場でした。


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冒頭、新人のLapsleyから上質な音楽が次々に登場。特に2組目のJohn Grantは素晴らしかった。何をやっても独特のバリトンヴォイスに吸収されて纏っていく、その瞬間の気持ちよさ…たまらんかったです。


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次回のHostess企画は、8月のHostess Club All-Nighterの模様。このポスターから、ヘッドライナーはIggy Popと読んだのですが…深夜のイベントにイギーおじいちゃん来てくれるのかなあ。

サカナクション @幕張メッセ

「なぜ、サカナクションの音楽は多くの人に求められるのか?」
これが、いままでよく分からなかった。しかし、今日はじめてワンマンのライブに行ってみて、その問いの答えをしっかりと実感できました。


「常に先進的な音楽を鳴らしているから。」・・・ノー。
いや、それも確かに間違いではないのですが、それ以上に
「先進的な音楽に、人間らしい感性がきちんと乗っているから」
これが答えだと思います。


無機質と思われがちなテクノ/エレクトロ・ビーツが彼らの音の主軸ですが、リリックやメロディ、必ずサビで独特の盛り上がりを見せる楽曲構成等にメンバー、特に山口一郎さんのパーソナリティがにじみ出てくる。そこに含まれた感性は、(アンコールでも語られていましたが)聴く人の共感を呼ぶものになっている。その共感が、最高に気持ち良いダンス・ミュージックに昇華されていく・・・。


この「日常的・常人的な感性が、音楽によって昇華されていく」という感覚があるから、多くの人が彼らの音楽の下に集うのでしょう。そうでなかったら、こんなゴリゴリのエレクトリック・ミュージックで幕張メッセの9-11ホールなんて埋まりません。


「レベルの高い音楽で、共感を呼び起こす」・・・これがサカナクション独自の「ハイブリッド感」なのだと気づかされた一夜でした。上を目指していると、ついつい普通の、当たり前の感性を忘れがちになってしまうけれど、そういうところも大切に活かしながら進んでいかなきゃいけないな・・・というか、活かして進んでいったほうが絶対面白い。こういう発想はいままでなかったので、貴重な機会になりました。

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今回のサカナクション NF Records Launch Party幕張公演は明日もあります。まだチケット購入可能ということなので、観たい方は是非。

D'angelo @パシフィコ横浜

 あまりのクオリティの高さにより、私を東京マラソンで2時間38分切りを目指させる原動力となったサマソニ2015でのD'angelo & The Vanguardのライヴ(D'angelo自身、こんな意志を持った人がいたなんて思いもよらないでしょう笑)。この日は実に20年ぶりの来日だったのですが、それから7か月という早いインターバルで再来日を決めてくれました。


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パシフィコ横浜の界隈はいろいろとゴージャス。豪華客船が周航してました。


 いやしかし、昨夏の深みあるライヴとは全く異なる、「楽しいディアンジェロ」を魅せてくれました。セットリストも「Devil's Pie」からのカバー曲2連発でグルーヴィーに発進、『Black Messiah』からの曲もアウトロで"お楽しみ"が用意されていて、昨夏のときと同じ曲でも全然違う印象に。
 なにより一番楽しんでいたのはD'angelo自身。冒頭からJames Brownばりにシャウトしまくり。コーラス2人とハンドクラップやスウェイを煽ったり、客席にシンガロングを求めるシーンもたくさんあった(「Brown Sugar」を日本のファンはあまり歌えていなかった…。ゴメンネD様!)。

 おそらくD'angeloも、「孤高」とか「最高のミュージシャンズ・ミュージシャン」とか言われるのにちょっと辟易というか、寂しく感じる部分もあって、今日のようなお客さんと一緒に楽しむようなライブがしたくなったのかなあ、とふと思った。
 ちょっと懐古主義的な部分もあって、ライブの質としては昨年のサマソニのほうが遥かに良かったとは思う。けれど、今日は「人間らしいD'angelo」を見れたことで、別にD'angeloだって神様じゃなくて一人の人間なのだと思ったし、そのことは私たちのような普通の人間にとって、より励みになることだと思う。音楽の楽しみを通じて、こういうことを伝えてくれたD'anegeloに改めて感謝。

TOKYO OUTDOOR WEEKEND 2016 (day2)

「GO OUT CAMP」及び「GO OUT JAMBOREE」の姉妹フェス。

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(△会場遠影。海沿い、すぐそばを走るのは「ゆりかもめ」。)

 Awesome City Club(アコースティック)が目当て。新曲もあり、大満足。寒かったけど。
 ACCの音を聴くと、「無機質な東京の街にも、ちゃんと夢や理想が息づいているんだ!」と実感できます。音楽を通じて、周りの人の想いから刺激をもらえる。そんな気がします。

【setlist】
GOLD
WAHAHA
4月のマーチ
what you want
Vampire
アウトサイダー
Lesson

 会場は新豊洲駅そばの空き地みたいな公園。埋め立て地、しかも新市場やマンションなどの開発がガンガン進められている土地で"自然"を感じながら音楽やアウトドア・レジャーを楽しめるのは、不思議な感じもしましたがとても良いことだと感じました。なるべく広く、色んな人たちに使ってもらえるフィールドのままであってほしい。新築マンションに住む上流階級だけの空間にはならないでほしい。そう思います。

3/24 ジョグ+Bring Me The Horizon

◼︎今日のメニュー
50分ジョグ(11km)

卒業式のお仕事。体育館という建物はなんであんなに寒い構造をしとるのか。


◼︎今日聴いた音楽
・Bring Me The Horizon - That's The Spirit

勉強中、あまりに眠かったので叩き起こしてもらうためにチョイス。

3/23 インターバル+D'angelo

◼︎今日のメニュー
1,000m×5本(r=325m)

3'21”-3'16”-3'14”-3'08”-3'06”。最初は「1,000mって、どう走ったらいいんだっけ…?」みたいな感覚で、脚も意識も空転気味。とにかくスピード出ろやー!と念じて、身体を大きく動かしてみたら、4本目から覚醒した。自己復興、ここに至れり。
しばらくは身体と感覚を今日と同じレベルで安定して出来るように慣らしていって、次第に未知の領域に踏み込める段階に進めればよいなあ。


◼︎今日聴いた音楽
・D'angelo - Voodoo

来日公演が迫ってきました。
昨夏は『Black Messiah』を中軸に据えたセットリストだったけど、直近のオーストラリアツアーの様子を覗き見ると、どうも『Voodoo』のほうに揺り戻っているような気がする。日本公演もそうであれば、昨夏のような濃密さは減退するかもしれないけれど、ある意味「楽しく、ハネたD'angelo」も体験できる貴重な機会になるかも。

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