DO-MANNAKA de Alternative

走るポップ・リスナー、その魂のゆくゑ

サカナクション @幕張メッセ

「なぜ、サカナクションの音楽は多くの人に求められるのか?」
これが、いままでよく分からなかった。しかし、今日はじめてワンマンのライブに行ってみて、その問いの答えをしっかりと実感できました。


「常に先進的な音楽を鳴らしているから。」・・・ノー。
いや、それも確かに間違いではないのですが、それ以上に
「先進的な音楽に、人間らしい感性がきちんと乗っているから」
これが答えだと思います。


無機質と思われがちなテクノ/エレクトロ・ビーツが彼らの音の主軸ですが、リリックやメロディ、必ずサビで独特の盛り上がりを見せる楽曲構成等にメンバー、特に山口一郎さんのパーソナリティがにじみ出てくる。そこに含まれた感性は、(アンコールでも語られていましたが)聴く人の共感を呼ぶものになっている。その共感が、最高に気持ち良いダンス・ミュージックに昇華されていく・・・。


この「日常的・常人的な感性が、音楽によって昇華されていく」という感覚があるから、多くの人が彼らの音楽の下に集うのでしょう。そうでなかったら、こんなゴリゴリのエレクトリック・ミュージックで幕張メッセの9-11ホールなんて埋まりません。


「レベルの高い音楽で、共感を呼び起こす」・・・これがサカナクション独自の「ハイブリッド感」なのだと気づかされた一夜でした。上を目指していると、ついつい普通の、当たり前の感性を忘れがちになってしまうけれど、そういうところも大切に活かしながら進んでいかなきゃいけないな・・・というか、活かして進んでいったほうが絶対面白い。こういう発想はいままでなかったので、貴重な機会になりました。

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今回のサカナクション NF Records Launch Party幕張公演は明日もあります。まだチケット購入可能ということなので、観たい方は是非。

D'angelo @パシフィコ横浜

 あまりのクオリティの高さにより、私を東京マラソンで2時間38分切りを目指させる原動力となったサマソニ2015でのD'angelo & The Vanguardのライヴ(D'angelo自身、こんな意志を持った人がいたなんて思いもよらないでしょう笑)。この日は実に20年ぶりの来日だったのですが、それから7か月という早いインターバルで再来日を決めてくれました。


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パシフィコ横浜の界隈はいろいろとゴージャス。豪華客船が周航してました。


 いやしかし、昨夏の深みあるライヴとは全く異なる、「楽しいディアンジェロ」を魅せてくれました。セットリストも「Devil's Pie」からのカバー曲2連発でグルーヴィーに発進、『Black Messiah』からの曲もアウトロで"お楽しみ"が用意されていて、昨夏のときと同じ曲でも全然違う印象に。
 なにより一番楽しんでいたのはD'angelo自身。冒頭からJames Brownばりにシャウトしまくり。コーラス2人とハンドクラップやスウェイを煽ったり、客席にシンガロングを求めるシーンもたくさんあった(「Brown Sugar」を日本のファンはあまり歌えていなかった…。ゴメンネD様!)。

 おそらくD'angeloも、「孤高」とか「最高のミュージシャンズ・ミュージシャン」とか言われるのにちょっと辟易というか、寂しく感じる部分もあって、今日のようなお客さんと一緒に楽しむようなライブがしたくなったのかなあ、とふと思った。
 ちょっと懐古主義的な部分もあって、ライブの質としては昨年のサマソニのほうが遥かに良かったとは思う。けれど、今日は「人間らしいD'angelo」を見れたことで、別にD'angeloだって神様じゃなくて一人の人間なのだと思ったし、そのことは私たちのような普通の人間にとって、より励みになることだと思う。音楽の楽しみを通じて、こういうことを伝えてくれたD'anegeloに改めて感謝。

TOKYO OUTDOOR WEEKEND 2016 (day2)

「GO OUT CAMP」及び「GO OUT JAMBOREE」の姉妹フェス。

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(△会場遠影。海沿い、すぐそばを走るのは「ゆりかもめ」。)

 Awesome City Club(アコースティック)が目当て。新曲もあり、大満足。寒かったけど。
 ACCの音を聴くと、「無機質な東京の街にも、ちゃんと夢や理想が息づいているんだ!」と実感できます。音楽を通じて、周りの人の想いから刺激をもらえる。そんな気がします。

【setlist】
GOLD
WAHAHA
4月のマーチ
what you want
Vampire
アウトサイダー
Lesson

 会場は新豊洲駅そばの空き地みたいな公園。埋め立て地、しかも新市場やマンションなどの開発がガンガン進められている土地で"自然"を感じながら音楽やアウトドア・レジャーを楽しめるのは、不思議な感じもしましたがとても良いことだと感じました。なるべく広く、色んな人たちに使ってもらえるフィールドのままであってほしい。新築マンションに住む上流階級だけの空間にはならないでほしい。そう思います。

3/24 ジョグ+Bring Me The Horizon

◼︎今日のメニュー
50分ジョグ(11km)

卒業式のお仕事。体育館という建物はなんであんなに寒い構造をしとるのか。


◼︎今日聴いた音楽
・Bring Me The Horizon - That's The Spirit

勉強中、あまりに眠かったので叩き起こしてもらうためにチョイス。

3/23 インターバル+D'angelo

◼︎今日のメニュー
1,000m×5本(r=325m)

3'21”-3'16”-3'14”-3'08”-3'06”。最初は「1,000mって、どう走ったらいいんだっけ…?」みたいな感覚で、脚も意識も空転気味。とにかくスピード出ろやー!と念じて、身体を大きく動かしてみたら、4本目から覚醒した。自己復興、ここに至れり。
しばらくは身体と感覚を今日と同じレベルで安定して出来るように慣らしていって、次第に未知の領域に踏み込める段階に進めればよいなあ。


◼︎今日聴いた音楽
・D'angelo - Voodoo

来日公演が迫ってきました。
昨夏は『Black Messiah』を中軸に据えたセットリストだったけど、直近のオーストラリアツアーの様子を覗き見ると、どうも『Voodoo』のほうに揺り戻っているような気がする。日本公演もそうであれば、昨夏のような濃密さは減退するかもしれないけれど、ある意味「楽しく、ハネたD'angelo」も体験できる貴重な機会になるかも。

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3/22 ジョグ+GLIM SPANKY

◼︎今日のメニュー
60分ジョグ(13.5km)

年度末進行がいよいよ牙をむき出しにしてきました。
とはいえ、今日でも20時終業。深夜業務が常態化していた以前と比べたら圧倒的に楽。仕事後に練習もできるし、レポート作成もできる。
なかなか不調から戻ってこなかった脚も、蹴り上げ動作が連続でできる程度には回復してきました。明日はできればポイント練習(仕事次第)。


◼︎今日聴いた音楽
・GLIM SPANKY - ワイルド・サイドを行け

昨日の彼らのライブで、こちらのやる気も完全復活。ここ日本で、いや世界でも類を見ないほど、高い志で人を奮い立たせる音を鳴らしていると思うバンドです。

ワイルド・サイドを行け(初回限定盤)(DVD付)

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Alternative Tokyo vol.3

Alternative tokyo-商業的な音楽や方法論的な流行音楽とは一線を引き、時代の流れに捉われない普遍的な音楽を中心に、ART展示やトークセッション等を通じて、tokyoに集る表層的なものだけでは計れない人々の考えや楽しみを広義で探求していくイベント。

(オフィシャルHPより)

 Creativemanが2年に1回のペースで開催しているイベント。ceroが出るし、Flo MorrisseyJuana Molinaが来日するし、それに、ブログタイトルに「Alternative」を掲げている以上(笑)、行かないわけにはまいりません。


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△天候は曇りのち晴れ。

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△Open Reel Ensemble・和田永さんによる「エレクトロニコス・ファンタスティコス」。古家電を電子楽器として蘇生させる、というもの。ブラウン管テレビでガムランっぽい音を出していたのが面白かった。

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Juana Molina。普段はライヴ中に写真撮ったりしないワタクシですが、ステージ上でフアナとキーボーディストが踊ってるのをドラマーが写真に収めているのを見て、思わず自分も撮ってしまった(苦笑)

 ステージの流れもある程度考えられていた。
 共にベテランの領域でありながら新鮮で尖った音像を探り続けているKIMONOSとte'でそれぞれのステージが始まり、その探求心を若手の代表格・ceroにリレー。Flo Morrissey大森靖子という、全くタイプが違うものの「若手の女性ソロ」で繋がる2組が続き、VIDEOTAPEMUSICとJuana Molinaで世界旅行。Phewで夜の孤独に突き落とし、最後は全てを呑み込むオルタナ中のオルタナ・Jim O'Rourkeで締め。良い流れでした。

 様々な表現で、音楽の世界観をより一層拡げてくれる、いいイベントでした。

3/15 ジョグ+Snarky Puppy

◼︎今日のメニュー
70分ジョグ(14.5km)

脚が切れましたが2日で治しました。


◼︎今日聴いた音楽
・Snarky Puppy - Ground Up

来日公演でceroとの競演が決定。ということで聴いてみましたが、これは間違いなく楽しい。確実にジャズだけど、ジャズの枠からはみ出すことを恐れずに、とことん楽しい音楽をやってる。というわけで、来日公演参加決定です。

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3/11 ジョグ+Stone Roses

◼︎今日のメニュー
60分ジョグ(13km)

昨日のインターバルの影響が残ってる。マラソン以降間あけちゃったからなあ…。


◼︎今日聴いた音楽
The Stone Roses - The Stone Roses

5年前の3.11のあと、このアルバムの根拠不明なタフさによく励まされました。

3/10 インターバル+Beck

◼︎今日のメニュー
1,000m×5(r=320m)

3'19”-3'13”-3'17”-3'12”-3'11”
@近所の公園。ペース感覚がつかめん。でも「リズムさえ 崩さなければ 大丈夫」これ大事な標語。


◼︎今日聴いた音楽
Beck - Odelay

Beckは最近の作品を中心に聴いてきたので、初期作のヒップホップ色の強さはなかなか新鮮。ベック、なんでも出来る子。

BECK ベック / Odelay 【SHM-CD】

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